以前、お弁当屋さんでアルバイトをしていたことがありました。アルバイトを探すとき、最初からお弁当屋さんを探す、ということはあまりないと思いますが、やってみたら意外とおもしろかったですし、何よりまかないがあってラッキー!そんなお弁当屋さんのアルバイトをご紹介します。
●お弁当屋さんのアルバイト内容は?
お弁当屋さんの仕事には、接客・レジと調理があります。私が働いていたのは大手のチェーン店でしたが、小さい店舗のことが多いので、それぞれに分かれているということはなく、一人が両方をこなさなくてはいけないところの方が多いです。私が働いていたお店ももちろん、両方とも行わなければいけませんでした。スタッフは全部で4名。私以外は全員経験3年以上のベテランさんばかりでしたので、入った当初は何もできませんでしたが、イライラすることなく、優しく教えていただけたので、とてもありがたかったです。
お昼の時間はとても混雑するので、2人体制を取っていましたが、それ以外の時間帯は、基本的には一人勤務が多かったです。
仕事内容は、お弁当を作ること、接客とレジの対応、電話での注文の対応があります。そのほかにも、調理や接客の合間を縫って、洗い物やゴミ出し、掃除、サラダや一品おかずなどの作り置きを行うため、始めた当時は、こんなにたくさん覚えきれない!!と思ったものですが、お弁当作りはしっかりとマニュアルが用意してあるし、温めたり上げたりする作業がほとんどですので、覚えるのにそこまで苦労した記憶はないです。ベテランの先輩方も優しく教えてくださるので、だいたい2週間くらいで一通りの作業はこなすことができるようになりました。
●お弁当屋さんのアルバイト、大変なことは?
お弁当屋さんのアルバイトで大変だったのは、時間帯によって忙しさが全く違うことです。特にお昼の時間の混雑がすごいです。お昼休みの時間はみんな一緒ですので、同じ時間帯に大量の人が押し寄せます。特に12時から12時半までの時間が多く、注文やレジが遅れたりすると、お客さんが明らかにイライラしているのが分かり、さらに焦ります。働きはじめのころは、お昼のシフトに入るのが嫌でしたね・・・ただ、慣れてくると、時間がかかるお弁当、注文が多いお弁当などがだいたい分かってくるので、調理を始める手順を工夫したり、混み始める時間帯の前に準備しておいたりして備えていましたね。そのころには、お昼の混雑もゲーム感覚で楽しんじゃっていました!
私が働いていたお店は、お昼の時間帯は2人体制で回していたので、レジと調理をうまく分担しながらできましたが、違う店舗ではお昼の時間でも1人で店を回さなくてはいけないところもあるそうですので、大変でしたが、恵まれていたんだな、と思います。
混雑の時間帯を過ぎると、夕飯で混みだす夕方の時間まではとにかく暇です。3時間でお客さん5人以下、ということも少なくはないです。ちょっと一息つきながら、調理用具を洗って片づけたり、お弁当容器などの補充、付け合わせのおかずを作って準備したり、といった作業を行っていました。この落差に慣れるまでは少し大変でしたね。
●お弁当屋さんに勤めると料理がうまくなる?
私が勤めていたお弁当屋さんでは、注文を受けてから調理をするところだったので、働いたら料理がうまくなるかなぁ、と思っていたのですが、実際は、マニュアル通りに温めたり揚げたり焼いたり・・・そこまでうまくはなりませんでした(笑)でも、料理をするときの段取り、効率は意識するようになりました。就職のため、アルバイトは辞めてしまいましたが、仕事をするときに、優先順位をつけて取り組む癖がついたので、すごく貴重な体験だったと思っています。