高校を卒業し大学生になると、アルバイトで選べる職種の選択肢が大幅に増えます。
その中でひときわ注目度が高いアルバイトがゲームセンターのスタッフです。
一見すれば景品の補充ばかりしているように見えますが、実際にどんな仕事をしているか知っている人は少ないのではないでしょうか?
そこで、この記事ではゲームセンターでのアルバイトの仕事内容や、そのメリットとデメリットをまとめています。
ぜひ、バイト選びの一つの参考にしてみてくださいね。
ゲームセンターのバイトの仕事内容とは?
クレーンゲーム
景品の補充やお客さんのプレイ中に発生したエラーの対処をおもに行います。
また、景品が取りやすすぎたり、逆に取れにくすぎたりしないようにテストプレイをして難易度を調整することもあります。
メダルゲーム
メダルゲームのメダル補充とエラーのメンテナンス、メダル両替機の点検や集金をおもに行います。
かなり重いメダルの箱の運搬などをするため、ある程度体力に自信のある人が任されることが多くなりがちな仕事です。
プリクラ
プリクラを置いている店舗であればそのエラー対応や用紙の交換、清掃なども仕事に入ります。
ここは女性スタッフが任されることが多く、メダルゲームとプリクラで担当を分けているところもあるようです。
店内の清掃
店内をお客さんに快適に利用してもらうため、フロアやゲーム機の清掃、ごみ捨てなどを行います。
ゲームセンターへの訪れやすさやお客さんの満足度につながる部分なので、地味ですが欠かせない重要な業務です。
ゲームセンターバイトの良いところは?
働く時間の自由が利く
ナムコやタイトーステーションなどのゲームセンターは基本的に深夜まで営業しており、週1,2日以上、3時間からの募集が多いです。
そのため、一日にあまり長く入れない人でも自分に都合にあったシフトを組むことができ、勉強や趣味とバイトを両立させやすいです。
仕事仲間の年齢層が近い
大学生のアルバイトが多く、社員さんも比較的若い世代が多いのがゲームセンターの特徴です。
また、仲間の多くがゲームという共通の趣味を持っているため、話の合う相手を見つけやすいのもゲームセンターでのバイトのメリットのひとつでしょう。
平日の仕事が楽
ゲームセンターは平日のお昼から夕方までの時間帯は来店客がとても少なく、掃除などの業務で時間をつぶすことになることもよくあります。
夕方以降は少しずつお客さんが増えてきますが、平日であればその数も比較的少なく、働きやすい環境です。
時給が高い
ゲームセンターのバイトは関東圏での平均的な時給が1000円程度、都市部になると最大で1200円以上にもなることがあります。
時給が高ければ高いほど忙しくなりますが、効率的にお金を稼ぎたい場合にはコンビニなどで働くよりも金銭面で有利になりやすいです。
ゲームセンターバイトのきついところは?
土日祝日が忙しい
ゲームセンターがもっとも混雑するのは土日や連休、祝日などの休日です。おもな客層が学生なので、学生が休みのタイミングは基本的に多忙になると思っていたほうが良いでしょう。
年末年始や夏休み、ゴールデンウィークのシーズンは特に忙しく、こういったタイミングでは休みを取りづらくなる上にできるだけ多く入るように言われることもあります。
休みの日に仕事に入りにくいという人にはゲームセンターでのバイトはおすすめしづらいです。
体力を使う仕事が多い
クレーンゲームの景品やメダルの補充など、重い荷物を運んで回る仕事が多いため、ゲームセンターは重労働が多いことも注意しておくべきでしょう。
特に、大きいメダルゲームコーナーがある店舗では身体を使うことが多く、補充以外にもエラーのメンテナンスなどの仕事をすることを考えると、体力はどうしても必要になってきます。
ただし、必ずしも力仕事ができる必要はなく、そういった業務が苦手な人はほかの作業を回してもらうこともできるため、女性でも安心してアルバイトできます。
理不尽なクレームが多い
ゲームセンターでの仕事で特に大変と言われることが多いのがクレーム対応です。
景品が取れない、メダルゲームが当たらないなどのクレームや、ゲームがうまくいかずスタッフに当たってくるなど、残念ながら迷惑行為が少なくないのもゲームセンターの特徴の一つです。
そういった人は社員さんや店長が最終的に対応しますが、ゲームセンターでバイトをするならこういうことがあっても仕方ない、と割り切る必要があります。
中にはガラの悪いお客さんも来ることがあるため、そういうものだと認識しておくことは大切でしょう。
清掃が大変
少し上記と被るところがありますが、マナーの悪いお客さんがよく来る店の場合は店内の清掃が大変になることがあります。
アーケードゲームやメダルゲームの上に空き缶を捨てて行ったり、ゴミが床に落ちているなどはほかの職種に比べると多いです。
そのため、一層清掃に力を入れる必要がありそこを苦に感じる人も少なからずいます。
どんな人が向いているの?
ゲームが好きな人
仕事仲間とゲームの話題で盛り上がれたり、気の合う人を見つけやすいため、ゲームやアニメなどのサブカルが好きな人は職場になじみやすいです。好きなことを仕事にできるので、ほかの仕事より満足度も高くなりやすいです。
良好な人間関係は長く仕事を続ける上で大事になるので、その中で話のタネになるものを持っていることはとても大きいアドバンテージになります。
接客が好きな人
お客さんとの距離が近いアルバイトなので、お客さんを楽しませたい・満足して帰ってもらいたいという思いを持っている人は楽しい職場になると思います。
接客の経験を積みたいという人の最初のステップとしても、良い選択肢になるでしょう。
休日が暇で仕方ない人
休日の時間が空き、特に趣味もないのでやることが無く困っている。そんな人は、とにかく休日の人手が欲しいゲームセンターにとってはうってつけの人材です。
仕事は忙しいですが給料がよく、大型連休には休日手当がつくこともあるでしょう。
また、そういうタイプはスタッフからも重宝されるため、良い人間関係を築くことも期待できるかもしれません。
どんな人に向いていない?
接客に自信のない人
どうしてもお客さんとの距離が近く、悪質なクレーマーも少ないとは言えない場所なので、お客さんに対してハキハキ対応できない、話をするのが苦手という人には大変かもしれません。
休日を大事にしたい人
ゲームセンターはほかに比べかなり休日のシフトに入ることを要求されます。年末年始やお盆に家族との時間を取りたい人や、休みの日の時間を自分のために使いたい人はシフト関連でかなり苦労します。
平日のみ入れる、といった人は採用されづらいのでゲームセンター以外のアルバイトを検討するのが無難でしょう。
まとめ
ゲームセンターでのアルバイトは大学生が多く、仕事仲間を作りたい人や学校の合間にバイトをしてお金を稼ぎたいという人に向いていることがわかりました。
時給と待遇は良い傾向にあるので、仕事内容が自身にあっているかを見極めて、そのうえでゲームセンターでのアルバイトをするかどうか決めるのが重要なのではないでしょうか?
この記事があなたのバイト選びの参考になれば幸いです。