これから美容業界への就職、転職を希望している方向けのリアルな現実と、向いている?向いていない?チェックポイントを解明します!
主な美容室でのレセプション業務内容とは
1.電話対応
2.予約管理
3.お客様への応接
店舗へかかってきた電話への最初の窓口は、
基本的に全てレセプションが担当。
「予約」「施術内容の相談」「営業日時の確認」
など内容は多岐にわたります。
必要に応じて担当スタイリストや店長へ取り次ぎ、
時にはクレームへの窓口を担当することもあるでしょう。
長時間労働・立ち仕事がきつい
サロンによって異りますが、シフト制でなく朝から夕方まで交代なしで稼働するのが辛いという声が多いようです。
サロンによっては手薄になるお店もあるため、それが苦痛と感じる人もいるかもしれません。人手不足のサロンになると、十分に休憩が取れない、休みが取りづらいといった問題もありうるのが現状です。
レセプション外の業務・雑用を任せられることもある
⌘雑務業務の例⌘
・サロン内の清掃
・備品の整理整頓
・タオルをたたんでおく
・買い出し
・トイレの掃除など
求人要項の業務内容覧に「雑用の仕事」が含まれていれば仕方ありませんが、採用時は「レセプション」の仕事しか伝えられておらず、入社後に想定外の雑務を任せられるいうケースもあるようです。
応募の際には詳細について確認することが大切となってきます。
クレーム対応の窓口
サロンに対するすべてのクレームの窓口は、基本的にレセプショニストです。担当のアシスタントやスタイリストが忙しければ、代理対応をしなければならない場面があったり、時にはスタイリストとお客さんとの板挟みになって、両者からきつい言葉を投げかけられることもあるかもしれません。
ただしある意味では美容師とお客様との「クッション剤」の役割を果たす、重要なポジションであるとも言えます。
お客様にとって喜ばれる接客とスタイリストとの橋渡しを心掛け満足していただけるサービスを提供することがレセプショニストとしての使命なのではないでしょうか。
スタイリストとの扱いの差が酷いと感じてしまうことがある
サロンによって様々ですが社内であからさまに
「受付より美容師が上」という対応があったという声があり、
また、給与面なのでも差が出てくるのが現状のようです。
確かにスタイリストが居て、お客様が居てこその「仕事」であることに間違いはありませんが、
レセプションはお店の第一印象を決める。
「サロンの顔」といっても過言ではありません。
責任をもって “心遣いのある対応” をすることは、
お客さんが気持ちよくサービスを利用できるだけでなく、
受付後に施術を担当するスタイリストも仕事がやりやすくなるなど、
関係者全員に良い影響を与えることに繋がります。
美容室のレセプションがおすすめな人の特徴とは?
美容室のレセプションは、いわばサロンの「顔」です。対人接客の経験があり、ストレスなくお客様と会話やコミュニケーションを取れることではないでしょうか。レセプションは店舗の混みみ具合やスタイリストの状態を適格に把握し、空気を読んで行動することが求められます。美容師が忙しそうであれば、待っているお客さんに雑誌をもっていく、「お待たせしてすみません」とお声掛けをしに行くなど、自然と気遣いのできる人はレセプショニストに最適なのではないでしょうか。
業務経験であればアパレルの販売員や美容部員、居酒屋のスタッフ経験者さんなどは、接客経験を活かしやすいではないでしょうか。
レセプショニストに向いているかどうかのQ&A
①サロンのスタッフ、お客様、両方に気を配れる?
②同時進行で作業をこなせられる?
(お客様の様子を確認しながら、お店の業務がスムーズに進められるようにサポートできるなど細やかな気遣いができますか?)
③サロンの顔とも言える存在ですので、そのサロンの雰囲気に合っているますか?
④接客業経験、他業界のフロント経験、美容業界経験、美容の知識などありますか?
⑤もちろん、未経験でも、美容が好きな方なら歓迎しているサロンも多いので、気持ち次第で挑戦できる職種だと思います。
レセプショニストを考えている方へ
結果から判断すると、美容室のレセプションの職種は多岐に渡り業務がきついと判断せざるを得ないところがあります。しかし、
どの仕事にも、どの職場にも良し悪しは付きものです。
「与えられた環境の中で、状況を把握して分析し、対処できるか」自分の努力によって現状を変えることができます。
近い将来、AIなど予約システムの導入や掃除ロボットの導入などITのチカラを借りるところは借りて、より良い環境と働き方改善がなされるかもしれません。AIが判別しにくいグレーゾーンのサービス向上に向けて取り組んだり、より良い職場環境を造っていくことが可能になるかもしれません。現状と向き合い、周りと協調し合うことで働きやすい環境になるよう努力することがよいのではないでしょうか。