大学生であるあなたがアルバイトを探すときに重視するポイントは何でしょうか?待遇?仕事内容?色々ありますが、大学生がアルバイトを探すときに、学業と両立できるかどうかは重要です。もちろん時給も気になります。高時給で有名なバイトのひとつに、パチンコ屋でのアルバイトがあります。同時に、きつい、大変、といったイメージが強いパチンコアルバイトですが、実際はどうなのでしょうか。実はパチンコ店アルバイトは、週に2回からの勤務も可能だったり、多くの店舗では早番と遅番があるので、意外にも学業と両立しやすいバイトといえます。今回の記事では、私が大学生時代にやっていたパチンコバイトの体験談をお話ししましょう。
パチンコ屋のアルバイトを始めたきっかけ
大学生時代に、パチンコ店の台の取り付けや椅子の入れ替えなど、パチンコ店の設備設置のアルバイトをしていました。サークルの先輩に紹介されたのが、アルバイトを始めたきっかけです。
パチンコ店が終わってからの肉体労働になると聞き、バイトを始める前は、体力的に不安を感じていました。実際にやってみると、適度に休憩もはさみながら行うので、心配するほど問題もなくバイトを続けられました。
パチンコバイトの業務内容と時給(給料)は?
パチンコ店でのアルバイト業務は主に次の3種類です。
ホールスタッフ
ホール・パチンコ台の清掃、玉運び、玉を入れた箱(ドル箱)の上げ下げ・交換などが主な仕事です。ドル箱は重量があるのでなかなかの力仕事になります。時には、玉詰まりの修正といった簡単な修理をすることもあります。タバコの吸い殻回収や、おしぼりの交換など、細かな気配りとサービスが大切な仕事です。
カウンタースタッフ
お客さんの案内やレジ対応、景品交換や景品の在庫管理、電話応対などが主な業務です。重たいドル箱を運ぶことが少ないため、女性が担当することも多いです。お客さんと対面しながら接客をするので、笑顔と身だしなみが重要になります。色々なお客さんがいるので大変ですが、親切丁寧を心がけて対応しましょう。
コーヒーワゴンスタッフ
ホールでドリンクや軽食の販売を行う専属のスタッフです。パチンコ店によっては、ホール・カウンタースタッフとは別の求人募集をしていることもあります。「コーヒーレディ」とも呼ばれることも。ドリンクや軽食を提供するだけでなく、お客さんと会話をしてコミュニケーションをはかり、お店の常連になってもらうように営業的な役割も担う重要な役回りです。パチンコ店のほとんどが、研修制度や試用期間を設けているので、パチンコに詳しくない人でも心配することはありません。中には、パチンコが趣味の従業員もいるので、そんな同僚や先輩からパチンコの知識も学べます。勤務するお店によっては、忙しいこともあります。その分、仲間との団結力が強くなり「チームワークで仕事をする」という社会経験を積むことができます。クレームやトラブル対応に苦労することもありますが、鍛えられて得るものも多いようです。
実際に私がやったのは以下の仕事でした。
- パチンコの新台の取り付け
- 椅子の取り換え
- 大当たりの履歴を見る液晶の取り付け
- 不正行為防止用装置の取り付け
- 新装開店の店舗でパチンコ台の配線の処理
私の勤務していたパチンコ店のアルバイトでは、業務はその時によってさまざまだったのです。なんと、内容については当日店に行ってみてから知らされたくらいです。もちろん、勤務時間もその業務が終わるまででした。ですから、今思えば人によっては、それ相応の覚悟が必要になるかもしれません。同じ業務内容だったとしても、その店舗の大きさによってかかる時間は違います。平均8時間くらいかかる仕事が多くありました。
報酬・給料はその場で支払われるような単発バイトの部類でしたが、だいたい12,000円前後です。時給にすると1500円前後の高めの時給になります。
さらに、仕事前と終わりにご飯をごちそうになるので、割がいいです。
パチンコ店の設備設置のアルバイトをしていてよかった事は?
仕事をする際に、いろいろな業者の人が入って仕事をします。一緒にアルバイトに行った人以外にも、様々な人と関わりながら仕事をします。
そのため、必然的に知らない人とのコミュニケーションが取れるようになります。何回か仕事をしていると、前の現場で知り合った人と一緒に仕事をすることになったり、飲みに行くこともあったりするので、楽しく人間関係が構築できました。
また、台の取り付けなどもどのくらいのタイミングで取り付けるのかなど、業界の事がなんとなく見えてくる部分もあります。最近はどのような不正行為があるのかなど、私自身がパチンコをしていた訳ではないのですが、そういう業界の事情が分かるのも面白かったです。
その他、アルバイトの時間は、業務が終わるまでになるので、何時間かかるかその時になってみないと分からない部分がありますが、予定よりも早く終わってしまう事もあります。私が経験した中では、2時間で打ち合わせの内容を聞いて、5,000円という事がありました。もちろんそれほどある話ではありませんが、私の働いていた頃は業務の仕方や給料の発生がトリッキーだったと言えるかもしれません。
パチンコ店の設備設置の業務で大変だったことは?
私の大学生時代のアルバイトでは、パチンコ店が終わってからの業務でしたから、深夜の仕事となっていました。11時まで営業をしていてその後に仕事がスタートで、明け方まで体力を使う仕事になります。
体力には自信がありましたが、慣れるまでは大変で、仕事が終わった後は眠くて午前中は何もできない状態でした。忙しいときはそれが連日続くので、慣れている人でもかなりつらそうでした。とにかく体力がいる仕事だなと思います。
パチンコ店のアルバイト(設備設置)を続けてみての感想
慣れるまでは体力的に本当に大変だなと感じましたが、アルバイトに入る日や時期は自分で選択をできるので、徐々に慣れながら進める事が出来た事はよかったと思います。私の大学生時代のパチンコバイトでは、時間と収入は読めない部分もありましたが、長期間でシフトを入れると、大体のお店の傾向も分かり、学業や大学生活との両立はさほど苦労はしなかったのではないでしょうか。
また、ちょっとしたことですが、設備設置するときはいろいろな配線をつないだり整理したりします。実際には目に見えない所になりますが、きれいに配線をつながないとごちゃごちゃになり後々面倒なことになります。配線をきれいに整理するにはどうしたらよいのが学ぶことができて、今の生活でも配線の整理の仕方は役立っています。生活に役立つ小さな知恵も実際自分が体験しないとありがたさがわからないものです。そういう意味でもやっておいてよかったなあと感じます。まぁ、一番のメリットはやはり収入が多かったことなのですがね。