私が学生時代にしていた住宅建材テレアポのバイト体験談をお話しします。
電話をかける際のリストは、電話帳から作った市町村別のリストを配布されるので、その記載通りの電話番号にかけてアポ取りをする時給900円のバイトでした。新聞の折り込みチラシで見つけました。
本社が埼玉県にある住宅建材の会社でした。○○県内を地方ごとに2つに分けて○○支店と担当地域を決めて行いました。アポが取れたり、業務の不明点や問合せの連絡は総務部の女の人が窓口になっていました。
アポ取りの電話がけをするバイトはマニュアルがあるから大丈夫
もちろんマニュアルはありました。最初の言い出しでどんな人が電話口にでるか、それによって次の話し方は変わってきます。
興味がありそうなら担当者(営業)がうかがうように予定を聞き出す、というような流れです。場所は○○市内の中心街にあるビルの一室で、事務用の机と椅子、電話機、電話がけリスト、筆記用具常時2名体制で、勤務時間は9時~16時(昼休憩1H)、休みは土日祝日です。面接時はそこに社長が来て行い業務説明を受けました。
主婦のバイトにぴったりだと思いましたし資格がなくても自分にできる仕事があることに喜びを感じて始めることにしました。電話がけのアポ取りは1時間につき1件がペースとしての目安でした。とにかくやってみて慣れるようになればできる、そうすれば自然にアポも取れるようになると思っていました。
留守宅が多いけれどテレアポが上手くいってアポが取れるとホッとする
時期や時間帯、地域によって電話がけの反応は若干違っていたように思います。中でも想像以上に留守宅が多く、時間帯を変えて再度同じところにかけることもありました。
田舎では電話に出てくれてもお年寄りが多く、何度も説明する必要がありました。同じ話を繰り返しても分からない場合は、家族でわかる人が帰る時間帯を聞いたりしました。実際に再度電話をかけて話の分かる人が対応してくれると助かりました。そして、アポが取れるとホッとしました。
はじめはマニュアルを見ながら相手の対応によって話す内容が何通りかあるので大変でした。でも、少しずつ慣れてくるとスムーズに話せるようになってきました。興味がありそうだとアポを取るのですが、ほとんどは断られます。
中には、ちょうどリフォームを考えている、修理が必要だと感じている、今後の参考にしたいなど、話を聞いてみたいというお宅があればもちろんアポは取れました。
ただ、詳しい説明を求められてもマニュアルにあるように「担当者が直接話を伺いにいきます。」と言うのですが、まず電話で料金や簡単な内容を聞きたいという方の場合は結構困りました。
一方的に話す人は「そうですか~」「なるほど」と聞くだけでいいのですが、こちらの返答を待っている人は「担当者が折返し電話を差し上げます。」と伝えることもありました。
どんな学生がテレアポのバイトに向いているのか
一緒に働き始めた人は、向いていなかったという理由で2日働いて辞めました。2~3日後、新しい仲間がきました。その方は子育て後の仕事で張り切っていました。人と話すのに全く抵抗を感じない人のようで、このような仕事に向いているだろうと思いました。
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確かに、この仕事はアポがたくさん取れればいいのですが、確率的に考えても田舎の地方のわずかな都市部以外でそれほど取れるものかと不安はずっと感じながら仕事をしていました。
建材営業のテレアポ 時給の上がる仕組み
1か月が過ぎたころ、アポが月100件以上取れたら時給が上がる、契約が取れたらプラス手当が付くと言われたので、少しでも多くお金がもらえるようにトークを工夫したりして頑張りました。
電話の相手に合わせて話し方を変えてみたり、興味を持ってもらえるような話題から話すなど。例えば、お年寄りならイントネーション(方言やなまり)を同じようにするとか、同年代の主婦なら同じ目線で話すと反応が良かったことが結構ありました。