簡単で高単価のバイトを探している方におすすめなのが「治験」のアルバイト。
副業でも簡単に高額支給される仕事として、近年注目されています。
「治験バイトって何?」
「副作用ってないの?」
「大丈夫?死なない?」
と思っている方に向けて、今回は、治験バイトのメリット・デメリットから口コミ評判まで紹介していきます。
無責任に「簡単に稼げていいよ!」とは言えませんが、必ずしも悪い面ばかりじゃないので、そのあたりの不安も解消出来ればいいなと思います。
治験はバイトではない真実!
治験は実はボランティア
治験を「アルバイト(バイト)」と言っていることが多いですが、実際にはアルバイトではなく「ボランティア」であり、仕事ではないのです。
治験はアルバイトではないためバイト代(給料)ではなく、支払われるお金は、謝礼、協力金、負担軽減費などと呼ばれ、 協力した期間に応じた日次単位で受け取ります。
これは法律で「治験」とは、肉体的・精神的負担等を自ら進んで引き受けるというボランティア的側面もある、定義されているためです。(参照元サイト:厚生労働省:「治験」ホームページ)
今回の記事では、謝礼(お金)がもらえるので便宜上ここでは治験のことを「アルバイト(バイト)」で統一させていただきます。
治験アルバイト(治験バイト)の仕事とは?
「治験」とは、医薬品薬として厚生労働省の指導のもと、国から承認を得るために実施している臨床試験を「治験」と言っています。
コロナ禍もあり製薬会社は新薬の開発に日々奮闘しており、効果の高い新薬開発に成功すれば、会社の業績は約束され、世界的に評価される薬となれば、対価は計り知れないのです。
しかし、実際には薬の原形が出来上がって正式認可されるには、薬の効果実証や副作用の問題解決に「治験」「臨床試験」が欠かせません。
新薬承認は平均で10年以上かかるとされ、さまざまな「臨床試験」がおこなわれます。
「治験」は「臨床試験」とほぼ同義で、「治験」の参加者の必要性は重要な位置を占めているんです。
治験のアルバイトの参加の流れについて
- 治験サイトに登録、モニターに応募
- 説明会がある場合には参加
- 事前検診を受診
- 審査を通れば治験に参加
治験バイトの紹介サイトがあるので、参加したい治験サイトから、のモニターに応募。無料で登録できますので安心して登録しましょう。
応募が完了し、治験の説明会があるときは、必ず参加しましょう。
治験には、事前に検診(健康診断と同等な内容)を受け、審査を通らないと参加できません、説明会とあわせて健康診断を実施する場合もあるようで、検診の合否によって治験に参加できるかが決まります。
合格となった場合、詳しい治験内容について説明され、同意書で「副作用のリスク」「疑問や体調不良が出てもきちんと対応するから安心してね」「嫌ならやめてもいいよ」「中止になるときもあるよ」等々を確認して署名させられて治験のスタートです。
治験バイトに参加するまでの流れはこんな感じですね。
治験のバイトのメリットとデメリット
治験バイトには「新薬が世に出る為に効果や安全性確認するための被験者となり、社会貢献を実感できる」こと、「自分自身の健康診断ができる反面、生活の制限や長時間の拘束がある」「万一の副作用」などがあります。また通院型や入院型といった治験の種類の違いがあったり、スケジュールでできることやできないこと考えなければいけないことがありますので、整理しましょう。
治験バイトのメリット
- 仕事が楽
- 報酬が高い
- 報酬には税金がかからない
- 自分の健康状態を知れる
- 持病を治せるかも
- 健康管理
- 入院の場合
- 治験を通じて社会貢献
- 副作用の心配
- 私的時間の拘束
- 採決が多い
- 喫煙、飲酒ができない
- 食事制限
- 疾患を持った方の治験
- スキルがなくても大丈夫なバイトをしたい人
- 時間的に余裕がある人
- 苦労をしないで高額の給料をもらいたい
- 集団生活が苦でない人(入院型)
- お金をもらって健康診断を受けたい
- 素直に社会に貢献をしたい人
検査や基本的な制限以外にはやることはなく、その他の時間は自由が多い。
自由が多く、仕事としてのスキルは不用なのに、報酬が比較的多い。
報酬は雑収入になるので、20万円未満では確定申告の必要がない。(※治験以外の所得がある場合は、総額等によって別途確定申告の必要があります。)
>>参照元サイト:治験の協力費(謝礼)と確定申告についてJCVN-医学ボランティア会-
報酬を貰いながら、健康診断を受けているので、お得。
治験の募集内容によっては、既に疾患(糖尿病、高血圧、ぜんそく、骨粗しょう症等)を持っている方の新薬の治験もあり、持病を直しながら貢献できる。
>>参照元サイト:疾患を持っている方の治験 | クリニカルボランティアサポート
規則正しい生活を強いられるので、より健康になる。
入院の場合は期間が長い分、より多くの報酬が期待でき、栄養管理された3食の食事がでることで、規則正しい生活が身に付くでしょう。
治験はボランティアであり、未来の為の社会貢献に関与でき、自己肯定感を向上することができるでしょう。
治験バイトのデメリット
開発されたばかりの新薬には、どんな副作用が潜んでいるのかを調べるための治験ですが、重大な事故となる事例はほとんどありません。しかしリスクがゼロ%ではないことを理解しておく必要はあります。
もちろん医療の専門家が慎重に検討し、リスクを最大限抑えて投薬がなされますし、体調不良、意識障害など万が一あれば、万全の体制で適切に対応してくれます。
通院は、決められた日時に、入院も検査の為の拘束時間に縛られ、自由時間は暇ですが、外出もできないので、自由時間を有効に使えないとストレスがたまるでしょう。
治験ではデーター採取が、大前提の目的で、必然的に注射をすることが、非日常的に増えますし、入院の治験では、ほぼ毎日採決が行われ、注射の苦手な人には、辛いでしょう。
注射の痛みは、看護師の熟練度でも大きく違います。上手な人が担当すると、痛みは半減ですよ。
1日のうち、8回も採血されたなどの口コミもありました、びっくりです。
基本的には、健康な方が治験をするので、当然ですが、禁酒・禁煙で、酒豪・ヘビースモーカーの方にはデメリット以外ないでしょう。(これを機会に禁酒・禁煙を成功できたら、大きなメリットに変貌しますね。)
通院でもある程度食事の制約を受ける点もデメリットでしょう。
入院では栄養面を考えられた食事が、決まった時間に、決められた量を用意されるため、好きなものを好きなだけ食べることは当然できません。(ダイエットにはメリットですね)
治験実施医療機関にて対象疾患の治療を受けることになりますので、参加期間中は、これまで治療を受けていた病院には通えなくなる可能性があり、充分打ち合わせの上検討が必要です。
治験バイトの口コミ
口コミでは健康志向が高まったり、治験で持病が完治、規則正しい生活を送れたなどの意見もあり、高額な報酬も得られた点、社会貢献への関与など含め、良いほうの意見が多く目立ちますね。
しかし、治験の事故はゼロ%ではないので、知識として過去の事故の事例は確認し、事故の状況について事前に調べておいて、事前知識としておく必要があります。(些細なことでも適時報告、相談)
>>参照元サイト:健康成人を対象とした治験における死亡例発生事案に係る調査結果について | 厚生労働省
治験が中止になる場合はある?
体調不良等、身体に異常が出た場合
治験参加中に万が一副作用が生じた場合は、治験を中止、医療関係者によって適切な処置が行われます。治験終了以降、身体に影響が出た場合も適切な対応をしてもらえます。内容によって製薬会社から保証も受けられることもあり、改めて入院が必要な場合も医療手当や休業補償金がの対象になる場合もあります。
治験にはリスクを伴いますので、安全性については充分配慮されていますが、副作用について事前に説明されていることを、理解した上で参加するようにしましょう。
怖くなったり、続けられない場合
治験は始める前でもはじめた後でも、当然参加途中でも、いつでも辞めることができますし、理由は得に(不安になった、引っ越し、転勤、時間が取れない等)必要はないので、ご本人の自由意思で、方向性を決めてください。
まれに、内容によって中止できない治験も存在する可能性もあるので、最初に確認しておくといいでしょう。
治験バイトの給料(報酬)
治験のアルバイトは、通常、通院型と入院型の2つになり、入院型は拘束時間、拘束日数も多く縛られるため、報酬は多いです。
通院型 | 日給1万円程度(拘束:数時間+日数) |
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入院型 | 日給2万円程度(拘束:1日中、自由あり) |
通院型
通院型は、内容等によりますが、日給1万円程度で、検診、採血等の拘束時間と、通院回数は、1回で終わる物もあれば、数回を1か月以上の期間で通うものもありますが、時給換算では、バイトとしては良い内容でしょう。
入院型
入院型は1日あたり2万円程度で、入院タイプの方が拘束時間が長い分、貰える報酬も高くなります。治験の内容によって、数日程度から1か月程度の入院することもあります。拘束日数が増えれば、もらえる報酬は増えて行きます。時間的に余裕がある方は、入院型がおすすめです。
治験バイトを選ぶ人はどんな人
自分に取り柄や、自信がなくてもできるバイトをしたい場合には打ってつけです。
自由にできる時間、日程をコントロールできる人には、向いています。(でも通院型は、毎日あるわけではないので、別のアルバイトをかけ持つ必要があるかも)
通院や入院で、検診や採血を苦労ととらえない方には、向いている楽なバイト(ボランティアですが)です。
入院中は集団生活ですが、集団生活が苦にならない人は向いています。(同室の他の方のいびきなども気にならないといいんですが)
健康管理がおろそかで、自己管理を気を付けたいが、自助努力では続かない人は、報酬を受けながら、健康管理ができるため、向いてます。
治験はアルバイトではなく、ボランティアなので、新薬開発、医療技術向上のための援助の為に、社会貢献のため素直に行動したい人。
コロナ禍で、世界的に新薬のワクチン開発は急務であり、ワクチン注射だけではなく、飲み薬や、吸引タイプ、また短時間での感染確認方法等も新たな技術の研究の為の、「治験」協力者は大変重要です。
ロンドンではワクチン治験募集では4万人の希望者のニュースもあり、健康な若者を意図的にウイルスにさらしてワクチンの効果を調べる「ヒトチャレンジ治験、1Day Sooner(1日でも早く)」が、英国だけで始めているとのことですが、いろいろ考えさせられます。
「治験」について調べるにあたって、新型コロナウイルス感染の収束のために、リスクを恐れず、全世界のために貢献してくれている治験参加者が居ることに感謝と敬意を表したいと思います。
治験バイトのまとめ
治験バイトはアルバイトではなくボランティア
治験バイトは何か怪しいイメージや、身体に対する危険なイメージがあったと思いますが、今は厚生労働省の許可が降りた医薬品会社の薬等の治験ですので、安全性は一定保証されています。
とは言っても、参加するかどうかは(インフォームドコンセント)で些細なことでも納得するまで質問し、不安を解消した上での参加が良いでしょう。
万が一副作用や体調不良が出た場合は医薬品会社と病院が無料で対処してくれますので、大きな心配は不要でしょう。
治験については基本的に、参加者は健康な方で現状不必要な薬類の投与などであり、報酬は得られますが、あくまでも、社会貢献の為のボランティアであり、信頼できる製薬会社、病院、また治験参加者の方々のおかげで現在の医薬品があることは間違いなく、重ねて感謝と敬意を表します。