ふ○っしーや○○モンをはじめ、全国にはたくさんの着ぐるみが存在します。
中にはゆるキャラと呼ばれ、ご当地の名産をイメージした着ぐるみもあります。
最近では着ぐるみの総選挙もあるぐらいです。
その割には、着ぐるみのバイトは知られていません。
着ぐるみってどんな仕事?
メインの仕事は人と戯れる事です。特に子供が対象の事が多いです。
後は写真撮影や、広報活動が多いです。
人と戯れるといっても、手を振ったり握手するだけでなく、ダンスもする着ぐるみもいます。動ける着ぐるみだと、ダンス経験者が求められることもあります。キレッキレのダンスを踊るヒップホップやジャズの経験者もいますが、身長の関係で、男性のキャラクターを女性が演じていることもあります。ただ手を振っただけでは、実際見たとき、あまりしぐさが分かりづらいので、大きく動ける必要があります。
もちろん写真を撮るときもただピースではだめです。ポーズの研究も必要です。着ぐるみと着ぐるみとでは、キャラクターに個性が設定されている違いがあります。キャラクターの個性を生かしたしぐさなどが求められます。
着ぐるみって誰でもなれるの?
残念ながら着ぐるみなので身長制限があるときがあります。私の場合は150センチくらいという募集要項にぴったりはまった状態です。逆に180センチ以上の高い身長を求められるキャラもいます。
また狭いところがダメという人には向きません。視界が狭いキャラも結構あります。ただ、イベントだけですと経験がなくてもOKな場合もあります。首都圏にはキャラクターを養成する学校もいくつかあります。
実は体力が必要なハードな着ぐるみ
着ぐるみの難点は暑さです。そして汗臭くなります。簡単に洗濯機で洗うわけにいかないので、匂いがこもる場合も。替えがある場合はまだましです。中にはミニ扇風機を付けている方もいらっしゃいますが、大きく動くにはそれなりの体力も必要です。特に夏はつらいですね。動けば動くほど、暑さはまします。また着ぐるみのスタイルによって、手を引いてもらわないと歩けないキャラもいます。よく移動に手を引いてもらっている着ぐるみがいますが、引いてもらわないと歩きにくいんです。着ぐるみの運動会などの時は、足が長いキャラの方が有利ですね。自分の体形と着ぐるみの体形がちがうとバスタオルを腕に巻いたりして、中に入るときもあるので、炎天下での外の着ぐるみの活動時間には、限界があります。水分補給しつつ、出番に備える感じです。汗はだらだらですが、ただ、短期でダイエットしたいなら、このバイトはお勧めします。
着ぐるみでやってはいけない事
もちろん人前で、着ぐるみの一部を外したり、脱いだりしてはいけません。
逆にはしっぽをつかむ子供や、中の人間を見ようとする人がいますが、夢を壊してはいけません。
また、自分がこのキャラの中身をやっているなんてことは絶対漏らしてもいけません。子供の大好きなキャラが実は中身はおじさんだったと知ったらどうでしょうか。
着ぐるみのスター
同じキャラを演じても、よく見ると中の人によってアピール度が違います。
人気が出てくると、その人だけ演じている場合もあります。そのレベルになると、昨日と今日の人が違う人が演じていることが分かる場合もあります。
イベントだけのキャラや、テーマパークで働く着ぐるみもいます。
お給料はどうなの?
私の時は日給5000円でした。これがテーマパークとかになるとリハーサル分などが手当てとしてつく場合があります。あとイベントは土日が多いので土日だけの仕事もあります。
この仕事は私は何より、人と接するのが好き!な方にお勧めします。