私は、学生時代、警備のアルバイトをやっていたことがあります。警備員というと、勤務時間が長い、夜勤がある、危険、といったイメージを持たれがちですが、警備員の仕事にもいろいろな種類があります。結構キツかったですが、なかなかにやりがいのある仕事でした。
●警備のアルバイトってどんな仕事をするの?
私も、時間が長い、きつい、危険といったイメージはありましたが、他のアルバイトと比べて時給が高かったので、警備の仕事を始めました。働く場所はさまざまですが、やってみて思ったのは、やはり割がいい!
警備の仕事は、
- 工事現場や駐車場での交通誘導
工事によっては、車線規制が行われて片側交互通行になることがあるので、車や歩行者がスムーズに通れるよう、誘導を行います。昼間なのか夜間なのか、通りの大きさによっても仕事の忙しさは変わります。 - 夜間の施設警備
デパートやショッピングモール、オフィスビルなどの監視と夜間の見回りを行います。工事現場の仕事に比べて、ずっと立ちっぱなしということもなく、屋内での仕事が基本となるので、警備の仕事の中でも比較的楽な仕事です。 - イベントなどの交通整理や人の誘導
コンサートやスポーツ大会、花火大会などのイベントで、駐車場や歩行者の交通整理を行います。野球場での警備という珍しいバイトもあります。
のだいたい3種類に分けられて募集していることが多いです。
●警備のアルバイトはやっぱりキツい?
警備のバイトはよくキツいと言われます。私は①~③のどの仕事もやったことがありますが、やっぱりキツいものはキツいですね(笑)
まず、工事現場の場合は基本的には立ちっぱなし。当たり前ですが外での仕事ですので、夏はとにかく暑いし、冬はとにかく寒いです。冬はヒートテックを重ね着してホッカイロを貼って・・・といったようにばっちり対策をして、何とか寒さに耐える、といった感じでしたが、夏はどうにも対策のしようがないので、個人的には一番つらかったです。工期が迫っている場合は、雨や雪の日、風の強い日でも関係なく工事は行われます。スポーツ経験者や体力に自信がある、という方でないとかなりキツいと思います。
駐車場の交通整理もそうですが、自分の誘導によって事故が起こる可能性もあるので、常に気を抜くことはできませんでした。時にはドライバーの方にクラクションを鳴らされたり、文句を言われたりすることもあって、正直嫌になることもありましたが、多くの方は自分の誘導に従ってくださり、お辞儀をしてから通っていく方も多く、この仕事をやっていてやりがいを感じる瞬間でもありました。
●警備のバイトをするメリットは?
今思えば、体力的にはかなりキツい仕事だったと思いますが、警備のアルバイトは、シフトを比較的自由に設定できるのがメリットですね。夜間のシフトだと普通のバイトよりも時給が良いので、ついつい夜間のシフトを多く入れてしまうのですが、そのうち昼夜逆転みたいな状態になってしまうこともあるので、学生の方は、学校の授業に支障がないように、というのが注意点ですね。
警備員は、事故やトラブルを防ぐために配置されているわけなので、自分の誘導で事故を起こしてしまったら意味がありません。その点で、仕事に対しての責任感を養うことができました。また、周りをよく見て、その場に応じた適切な対応をとれる注意力、適応力が身についたと思います。今は全く違う仕事をしていますが、警備のアルバイトで身につけたことは今の仕事でも役立っているので、本当にやっていてよかったと思う仕事でした。