変わり種?古着ショップでのアルバイト
大学生のときに古着ショップでアルバイトをしていました。全国チェーンのレンタルDVDショップが経営しているお店で、正しくは古着専門のリサイクルショップという感じでした。
お客様が持ち込んだ古着を査定・買い取りして、汚れやシワをとった上で売り場に陳列して、販売を行うというのが一連の業務の流れでした。
すべてがマニュアル化されているわけではなく、査定もある程度の枠の中で、アルバイトのスタッフに任せられていて、ディスプレイも自分たちで流行りを調べて作ったり、POPを自由に作ったり、楽しく仕事をしていました。
仕事中に自分のコーディネートも考えられる?趣味と実益を兼ねたお仕事!
私はもともと服が好きだったので、仕事として1日中ショップにいられるだけで幸せに感じていました。カジュアルなコーディネートが好きだったので、カジュアルテイストのコーナー作りを任せてもらっていて、そのほかのスタッフも自分が好きなブランドでマネキンのコーディネートを作ったりと、自分の好みを貫くことを認められる環境だったので、楽しかったです。服装・髪型もほぼ自由だったので、そこはアパレルのアルバイトのよいところだと思います。
売れ残ってしまった商品の中から、自分が欲しいものは購入させてもらうことも可能で、その際は社員割引が使えました。レンタルDVDショップを経営している会社が母体だったので、DVDレンタルについても社員割引が適用されて、お得でした。
アパレルアルバイトのデメリット!売れない商品は自分で買い取ることも
古着の買い取りの際、S_級商品は⚪︎⚪︎円~⚪︎⚪︎円、A級製品は⚪︎⚪︎円~⚪︎⚪︎円、B級製品は⚪︎⚪︎円~⚪︎⚪︎円と、ある程度の価格帯と条件が決められているのですが、その中で具体的につける価格は、そのとき担当したスタッフの裁量に任されていました。
売りに来たお客さんも少しでも高く買い取ってもらおうと粘るので、そこでの交渉が難しく、楽しくもありました。商品の状態が良く、今後も定期的に古着を持ち込んで欲しいと思えるお客様にはちょっと高めにつけたりなど。
でもそこで高めにつけた商品が、売り場に出てからもいつまでも売れないと、そこは買い取りをしたスタッフの責任になるので、多くは自分たちで買い取っていました。
稼ぎながらもそこのお店でお金を使うことも多いので、あまり貯金は貯まらなかったように思います。
店員として流行りのものを身につけなければいけないので、洋服代にもかなりお金を使っていました。
古着ショップでのアルバイトでよかった点は?
社員もアルバイトも、若い人が中心の職場だったので、みんなで遊びに行ったり飲みに行ったりと、交流がとても楽しかったです。流行に敏感にならなければいけないので、人気ブランドのお店を回ったり、ファッション雑誌を読み込んだりという努力は必要ですが、もともと服やお洒落に興味があったので、まったく苦にはなりませんでした。
個人経営のお店であれば厳しいと思いますが、母体が大手のレンタルDVDショップなので、時給もよい方でした。
同じくらいの年齢のスタッフばかりだったので、みんなでお店作りに励んでいる時間は文化祭のような雰囲気もあり、アルバイトを通して学生ならではの青春を味わうことができたと思います。
リサイクルショップの裏側も知ることができたので、今では逆に自分が売りにいくこともあります。それほど高い金額にはならないな、など自分で見積もって売りに行くので、そこでの計算が当たっていれば嬉しいですし、それでもただ捨ててしまうよりはいいかなと感じます。
飲食店、家庭教師など大学生のアルバイトとして典型的なものではなく、「古着屋でアルバイト」というちょっと特殊な経験ができて、またアルバイトであっても自分の裁量でいろいろと決めたり工夫ができる環境だったので、「仕事のやりがい」を初めて感じられました。