このお話しは、まだ携帯電話いわゆる「ガラケー」時代から、スマホが出始めた際に、派遣会社で携帯販売のアルバイトをしたお話しです。
ちょっと今どきの大学生バイトとは、遠くなってしまいますが・・・。今、携帯ショップでバイトをしている高校生や大学生の方、これからバイトをする学生の皆さんがこんな時代もあったらしいよ!?と思えればと。
派遣会社で紹介された携帯販売のお仕事。制度が変わるさなかに始めた
派遣会社で紹介された携帯販売のお仕事。制度が変わるさなかに始めることに。
派遣会社に登録していた時に紹介されたのが、携帯販売のお仕事でした。スマートフォンがない時代で、携帯の本体代金を分割購入するようになる、といった時代の携帯販売バイトです。
それまでは携帯電話の本体はいろいろオプションをつけると本体代金がゼロになるなど、今では考えられない金額で精密機械が販売されていました。
そういう制度が変わっていく中で初めての携帯販売業、さらに営業に近いお仕事をすることになりました。一週間にわたる集団研修ののち、担当のお店に配属となり、不安だらけの中携帯販売のお仕事をスタートさせました。
携帯電話の販売のお仕事はどういうものを担当するの?
携帯電話の販売は基本的には来店されたお客様に説明を行い、機種変更や新規契約などの処理を行い、端末の初期確認を行った後、お客様にお渡しするという流れが一般的です。
このお客様に説明をするというのが、私が配属された当初は理解していただけないことが多かったことを覚えています。
それまでは、携帯電話の本体に何万円もお金をかけることは少なく、各携帯電話会社でたまっているポイントや、各種オプションをつけることで様々な割り引きが得られるので、結果ゼロ円、ということが多かった時代です。
それが分割で本体代金を支払い、支払っている間は通信料などの使用料金が値引きになるという制度に切り替わる時代だったので、理解をしていただけることが少なく、かなり苦しくつらい思いをした記憶があります。
それでも理解していただけるように説明をすることで、契約していただけたことも多々あり、そこで得られる達成感が半端なかったです。
スマホ販売がメインになってから分割払いが主流。携帯販売のバイトのつらさは軽減?
今はスマートフォンがメインで販売され、機種代金を分割して払うことが一般的になったこともあり、前ほどはつらい思いをすることはないと思います。
ただシニア層はまだまだ「本体をゼロ円」で手に入れていた時代を知っていることもあり、現役の携帯販売バイトをしている学生さん方はなかなか苦労しているのではないかと思います。販売・契約以外の業務としては、お客様からの携帯電話本体の操作の質問が来るということです。
私が担当している携帯電話会社以外の端末を持ってくるお客様もいますが、その場に担当者がいない場合で自分で対処できるものであれば、率先して対応をさせていただきました。そうすることで他社のスタッフさんも私が不在時に対応をしてくれたりと、職場環境をよくするためにもうまく立ち回れていたのではないかと思います。
初期不良などで、クレームが多いのでつらいバイトかも
携帯電話やスマートフォンは、忘れがちなのですが、精密機械です。どうしても初期不良が出てしまうものもありました。そういったクレームに対する処理を学んだのも、携帯電話販売のバイトでした。
相手がしてほしいことをしっかりと聞き、受け止め、対処方法を見つけることで双方納得できる解決法が見つかったときは、とてもうれしく、やりがいを感じた瞬間です。
派遣から携帯販売バイト(時代の変化)で働いた結果とまとめ
ガラケーからスマホ変換期の携帯販売業界で働いたことは、後にも先にも派遣会社から紹介されたこの携帯販売のバイトだけでした。
変わっていくシステムの説明は、理解してもらうことも難しく、簡単に説明しようとすると余計な誤解を与えることにもなります。その中でも難しい制度を理解していただき、購入し嬉しそうに帰宅されるお客様を見ていると嬉しく思いましたし、次もしっかりと理解できるようにお伝えしようという気持ちになりました。
変換期や転換期の企業で勤めるという経験は全員が持っているものではないと思います。
大きく変わる制度を柔軟に受け止め、それを理解していただくためにはどのようにしていけばいいか、クレームを少しでもなくすためにはどのようにしていけばよいかなど、自分の頭で考え、しっかりと期間満了まで働けたことは今では私の自信につながっています。