若い女性や学生に人気の巫女バイト。白い上衣に赤い袴を着た巫女さんに「私もあの衣装を着てみたい!」と思ったことがあるのではないでしょうか?年末年始の巫女バイトは本職の巫女さんと違って、初めての人でもできる仕事がほとんどです。どんな仕事をするの?平均時給は?どんな人が採用されやすいの?といった疑問や応募時期、面接前に知っておいたほうが良いこと、働くときの寒さ対策など巫女バイトの疑問について解説します!
巫女とは?どんな人がなれるの?
巫女とは、神社の神様にご奉仕をする女性のことをいいます。とても神聖な仕事で、巫女になれるのは未婚の女性とされているため、主に10代~20代の未婚女性が巫女としてご奉仕を行います。本職の巫女さんの場合、巫女として奉仕できるのは未婚の間だけですので、結婚すると定年となることが多いようですので、巫女として奉仕できる期間は長くはありません。巫女バイトの場合は、ご奉仕するための条件が本職の巫女さんよりも厳しくない場合が多いため、30代の場合や既婚者の場合でもご奉仕できることもあります。本職巫女とバイト巫女では仕事内容も以下にように異なります。
常勤巫女と巫女バイトの仕事の違いは?
本職の巫女さんとバイトの巫女さんでは仕事内容が異なります。巫女のバイトは短期の仕事となるため、本職の巫女さんだけでは手が足りない部分を助ける仕事となります。
1.本職巫女のお仕事
- 神前式などで神楽とよばれる巫女舞を披露する
- 祈祷受付やお守り、神札などの授与(販売)とその事務作業
- 神社内の清掃や雑務など
2.巫女バイトのお仕事
- 祈祷受付やお守り、神札などの授与(販売)とその事務作業
- 神酒所での仕事
- 神社内の清掃や雑務など
本職の巫女さんとバイトの巫女さんの大きな違いは、巫女舞を踊るかどうかです。巫女舞は神社の祭礼や神前式などで披露する伝統的な舞ですので、しっかりと舞を踊ることができる本職の巫女のみが披露することができます。巫女舞を短期間で習得することは難しいため、本職の巫女さんでないと舞うことができません。
巫女バイトの場合は、未経験でもできるお仕事ばかりなので、舞ができないから、、、と心配することはありません。
巫女バイトの主な仕事内容は?
巫女バイトの仕事内容として、以下のような仕事があります。仕事内容は、初心者でもできる内容がほとんどです。また、事前のオリエンテーションに参加することで衣装の身に着け方や仕事の内容をきちんと教えてもらえます。
[仕事の例]
- 御祈祷の受付
- お守り、絵馬、破魔矢、神符、神札などの授与 ⇒お守りなどの販売所でよく見る仕事
- 書初め受付 ⇒ 神社による
- お神酒所でお酒の提供
- 参拝客への甘酒の提供
- 境内の清掃や雑務
巫女バイトの採用条件は?
巫女バイトで採用されやすい年齢は、10代(高校生)~30代くらいまでの方のようです。実際に神社の採用条件を調べてみたところ、年末年始のバイトについては、年齢枠を設けている神社もあり「18歳~26歳」としているところ(高校生は不可)や年齢の記載はなく「10代、20代歓迎」と記載している神社もありました。また、神社によっては、未婚者であることを採用条件としているところもあるようで、神社によって採用条件はまちまちです。記載された応募条件(年齢など)を満たしていれば、既婚者でも巫女バイトとして受け入れるといった神社もあるようですので、記載の応募条件を満たしている場合は既婚者でも採用されるかもしれません。ただ、応募に不安があれば、希望の神社に直接問い合わせをしてもよいと思います。
ただ、年末年始の忙しい時期ですので、採用側としては人手が足りない時間に入ってくれる人やすべての期間で働いてくれる人、また大晦日から元旦の深夜勤務ができる人などを優先して採用する可能性もあり、自由に働ける学生や未婚者が採用優先とされる可能性もあると思います。
まずは応募条件をしっかり確認して、分からないことがあれば直接問いあわせてみるか、面接のときに確認するようにしましょう。
巫女バイトに向いている人ってどんな人?
巫女バイトをするのに向いている人ですが、参拝客を相手とすることが多いため、コミュニケーションがうまく取れる人のほうが採用の可能性が高くなると思われます。
その他にも向いている人をリストアップしてみました。
- 人と話すことが好きな人でコミュニケーションがうまく取れる人
- 笑顔で対応できる人
- 決まりごとを守ってきちんと行動できる人
- 自発的に行動ができる人
- 計算がスムーズにできる人
- 英語が得意な人→近年は海外旅行者も増えているため
- 派手な化粧をしていない人
- 落ち着いて話ができる方
上記なような人であればアルバイトとして採用される可能性が高くなると思います。
面接で気を付けることは?
面接で気を付けることは、派手な格好であったり、濃いお化粧は避けるということです。巫女の仕事は神聖なお仕事で、茶髪やマニキュアはご奉仕中NGという神社がほとんどであると思います。そのため、面接の際も自然なお化粧であったり、清楚が服装で行ったほうが良い印象を与えることができます。普段は茶髪でマニュキュアもしているという方は面接時は黒髪にしたり、マニュキュアもできるだけ塗らない方がが印象が良いと思います。採用条件としてはそのようなことが記載されていなくても一般常識として覚えておきましょう。その他、近年では海外からの旅行者も増えてきています。日常英会話程度の会話ができることも採用の可否条件となることがありますので、英語が得意な方は、英会話ができるなどを面接の時にしっかりとアピールしましょう。
アルバイトの平均時給は?
アルバイト時給は神社によって異なりますが、平均で時給850円~1,200円、日給だと8,000円~1万円前後となっている神社が多いようです(さらに高時給、高日給のところもあります)。巫女バイト求人を調べてみたところ、時給や日給は働く日によっても異なり、大晦日から元旦にかけては明け方までの仕事となるため、時給や日給が高くなるようです。
バイトの応募開始時期は?
巫女バイトの応募開始時期は、早いところでは9月頃から募集開始をしているところもあるようです。9月頃だと年末年始のバイト求人以外に七五三イベントなどの巫女バイト求人もありますが、定員になり次第募集終了となる可能性もあるので、早めに求人チェックをするようにしましょう。巫女バイトについては募集を公表していない神社もあるため、希望の神社があれば、直接その神社に募集についての問い合わせをしてみると良いです。
なお、巫女バイトは「助勤」あるいは「助務」と言います。神社での巫女バイト求人は「助務」などとして掲載されている場合もあるので、言葉も気を付けながらチェックしてみてください。
バイト時の寒さ対策は?
年末年始の巫女バイトはとても寒いことが予想されますので、寒さ対策は万全とした方が良さそうです。実際に年末年始に巫女バイトを行った人の口コミをみても、寒かったという感想が多く、経験したことがある方は以下のような対策を行っている方が多いようです。
- ホッカイロをお腹や背中に貼る(貼るタイプの方が良さそう)
- 白衣の中に白の下着(極暖シャツ)を着る
- 袴の下に厚手ストッキング(白が好ましいがなければ黒)
- 5本指の靴下を履いて足袋を履く
巫女バイトの探し方は?
巫女バイト求人は以下のような求人サイトで見つけることができます。求人サイトに載っていない神社でも、神社の社務所に巫女バイトの求人情報を貼っていたり、神社のホームページ上で求人掲載を行っている場合もあります。巫女バイトをしてみたいという希望の神社があるなら、神社のホームページをチェックしてみるか、直接神社に問い合わせてみると巫女バイト採用のチャンスをつかめるかもしれません!
<求人サイト>
<その他>
- 神社の社務所にある貼り紙の情報をチェックしてみる
- 神社のホームページをチェックしてみる
高校生でもなれる?巫女バイトの仕事内容や時給、採用条件、応募方法など徹底解説! まとめ
高校生でもなれる?巫女バイトの仕事内容や時給、採用条件、応募方法など徹底解説!をご紹介しました。
高校生からでもできる巫女バイト。寒い時期の厳しい仕事内容ですが、憧れの巫女装束を着れるとあって、競争率の激しい人気のバイトです。
こまめに求人サイトをチェックして、募集が出たらすぐに問い合わせるとよいでしょう。